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デュエル・マスターズについて語る非公式ファンサイトです。
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『転生プロジェクトX』

第四話 聖霊王の演舞(後編)


現在の光文明で唯一の聖霊王のエルフェウスは、各地で侵略を続ける闇文明を倒すため、試作品のペトリアル・フレームを装備。そのまま、ガーディアンの中隊を引き入れて闇文明の大群に突入した。
その頃、イニシエートのアリッサを中心に聖霊王アルカディアスを蘇らせる『聖霊王計画』が最終段階に進んでいた。アルカディアスも、“王”との戦いによって敗れたクリーチャーだった。しかし、悪魔神ドルバロムに対抗できるクリーチャーはこのアルカディアスしかいないのだ。
光文明は、六王戦争後に魔導機械の研究を進めていたので、強力クリーチャーの転生は考えていなかったのだ。だが、闇文明がバロムを転生させたのを知った光文明はそれに負けじと、強力クリーチャーを転生させる方法を考える。それが、魔導機械に過去のクリーチャーの能力を持たせる事と、『聖霊王計画』だった。
魔導機械の強化はペトリアル・フレームの試作で成功しつつある。そして、『聖霊王計画』では、既存のエンジェル・コマンドの強化型として、エルフェウスが誕生した。今こそ、二つの技術の全てをあわせてアルカディアスを蘇らせるべきなのだ。
エルフェウスは新たに装備した銀色の鎧、ペトリアル・フレームを纏(まと)い、闇文明の攻撃を弾き返しながら進軍していった。光を集めた剣がゴーストやガーゴイルの部隊を切り裂いていく。光の軍隊も闇の軍隊もどんどん数が減っていく。
「覚悟しろ!ドルバロム!」
エルフェウスはドルバロムを攻撃できる間合いまで飛び、剣を振るう。だが、その剣はドルベロスによって受け止められた。その隙に、ドルバロムはエルフェウスを避け、光文明の国へと進んだ。ドルバロムの目的はエルフェウスを倒して、光文明の戦闘意欲を失わせる事ではなく、光文明の国自体を破壊する事だったのだ。
「しまった!」
ドルバロムの企みに気付いたエルフェウス。ドルバロムを追いたいのだが、目の前にはドルベロスがいる。エルフェウスの攻撃が失敗して、陣形が乱れていく光文明。呪文を跳ね返し続けたエルフェウスの盾にドルベロスの鋭い牙が食い込んだ。
「おのれ……。ここで、我々は滅ぶというのか!」

光文明の本土では、ペトリアル・フレームの量産型が完成していた。金色に輝くペトリアル・フレームを纏(まと)ったアリッサを中心にアルカディアスの鎧が並べられていく。様々な光文明のクリーチャーが鎧の修復作業を始め、アリッサの体に定着させていく。ついに、真の聖霊王アルファディオスが誕生しようとしていた。マナを集め、肉体が完全なものになり始める。

エルフェウスが見守る中、ドルバロムが光文明の国に近づく。キュベラの防衛網がそれを防いでいるが、それにも限界がある。ドルベロスの牙が、ペトリアル・フレームにも食い込む。前回は何とか生き延びる事ができたが、今回は完全に敗北してしまうのか?
エルフェウスが命の危機を感じたその時、空がまばゆい光に包まれる。そして、金色に輝く光の槍が闇文明の軍隊を貫いていった。ドルベロスの肉体も光の槍によって朽ち果てていく。
「何が起きたというのだ……?」
エルフェウスが見上げた空には、転生した聖霊王、アルファディオスの姿があった。
「待っていたぞ、聖霊王。その鎧、漆黒の闇に染め上げてくれようぞ」
「悪魔神よ、無の光へと返してやろう」
聖霊王と悪魔神。光と闇の頂点の戦いが、再び始まろうとしていた。

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